学園異能バトル ゆるコスTRPG

私立天上下学園。
異能力者が多々在籍する世界最高峰の学園に、主人公【炎刃煉紫】は転校してきた。
そこで彼が見たものは、上位カーストの生徒に下位カーストの生徒たちが理由なく虐げられる、強固なスクールカースト制度だった。
炎刃は下位カーストの生徒を助けることによって、転校早々『奴隷生徒』におとされてしまう。そんな炎刃を救ったのは、スクールカーストに抗う秘密組織、『レジスタンス』であった。
一方、上位カースト生徒構成された、学園の権力者集団、『第999代目生徒会』は、最近の『レジスタンス』の活動が活発になった理由が、生徒会内にレジスタンスの内通者がいるからだと指摘する。

「この中に裏切者がいる。」
生徒会長がその言葉の後、生徒会書紀【ヴィオレッタ・モーデル】を犯人として指名、自らの能力で拘束して【宝玉院円】に監視を命じた。

この会話を【ヴィオレッタ・モーデル】の能力で盗聴していた『レジスタンス』の面々は、リーダーである【黒裁定】とともに奪還組として動く面々と非戦闘員とに分かれ、【ヴィオレッタ・モーデル】の奪還作戦を開始する。

そして、【ヴィオレッタ・モーデル】の処刑日、『レジスタンス』の奪還組が処刑の会場に突入して奪還を開始しようとしたところ、生徒会長である【天上下唯我】の能力で身体を拘束される。
このまま彼らも処刑されるかとなったそのとき、【天上下唯我】から『生徒会戦競』の開催が宣言された。

『レジスタンス』の面々が各々戦いの覚悟を決めて『生徒会戦競』の会場に向かうと、【天稜寺貞光】が行手を阻む。しかし、彼の戦いを避けようとする思いは動き出した『レジスタンス』を最早止めることは叶わず、道を開けさせられて去っていく『レジスタンス』の面々を見送ることしかできなかった。

『生徒会戦競』の中で、『生徒会』も『レジスタンス』も互いの信念の元に戦いを繰り広げていた。

激しい戦いの中で【罰之宮祓】の能力が【初雪蒼】の能力により強化され、【罰之宮祓】が神となり全生徒に牙を向けたために『生徒会』『レジスタンス』の垣根を超えて総力を上げた【罰之宮祓】との戦いが始まった。

死闘の中で倒れる者がいながら何とか【罰之宮祓】を押し留めるには至ったものの、討伐とはならなかった。

その後、【九頭竜壱加】が第1000代生徒会長となった。階級制度はなくなり、ほとんどの生徒から『生徒会戦競』の記憶が消えたことで表面上は平和が訪れたものの、第1000代生徒会の面々の戦いは続くこととなるのであった。