学園異能バトル ゆるコスTRPG

――きっかけは、過激派レジスタンスによる放送委員長【鬼龍院ありす】の殺害だ。
召集される生徒会メンバー、小学校の学級会並みに話が進まない会議、三時間を無駄にした末、ようやく調査は始まった。

しかし、そうして始まった調査も酷いものだった。
【虹彩染】と放送副委員長【飴ヶ碕琥太郎】の内輪揉めで爆破される美術室。
背後の拷問を気にもせず、調査を進める副会長【峠守】。
そんな中、生徒会長【村尾森伊蔵】と会計【シャイロック】が【佐藤十兵衛】の秘密を暴いたことで物語は動き始める。

調査結果の共有のため、再び集まる生徒会メンバー。「【十兵衛】は敵対組織の生体兵器」「周囲の人間を能力で初期化し続けてきた【ありす】」「【ありす】による生徒会長の殺害計画」などが判明するも、肝心の殺害犯に関しては情報なし。
そこで、口を閉ざしていた【虹彩染】が衝撃の事実を明かす。
【シャイロック】がレジスタンスのリーダーであり、【ありす】殺害の犯人であり、幼い【ありす】を唆した張本人である、というのだ。大体全部こいつが悪い。
元凶を捕縛しようと皆が迫る中、副会長の真の能力によって隙ができ、レジスタンスは逃走に成功。最終決戦へ向けた準備が始まった。

【コメヨリ・ナン・クウ】は自身がナンの神であることを明かす。ナンなんですか？
レジスタンスを離反した【琥太郎】は【シャイロック】に洗脳される。死は救い。

最終決戦直前。【お魚の忍者】が使命を果たすべく、『Fish's Haven』を発動する。お魚が殺戮されない世界を求めて。
『火遁・焼き魚の術』により、【お魚の忍者】は使命を阻もうとした【糸生糸】と【十兵衛】に勝利した。
しかし直後に【糸生】が暴走し、【お魚の忍者】は瀕死の重傷を負う。最後の力で【糸生】と【十兵衛】を助けるのであった。

別の場所では【虹彩】と【巫麻里】が対峙する。
儀式を行い終末を引き起こそうとする【麻里】。
【虹彩】は自分諸共5km先の最寄り駅へ転移。儀式を失敗させ、勝利。

最終決戦。実は天上下の人間であり、生徒会の恙ない運営のため暗躍していた【峠守】が【伊蔵】に対して真意を問う。
【伊蔵】は、「学園を乱しているのは【シャイロック】も同じ」と返し、三つ巴の戦いへともつれ込んだ。
結果、校舎は半壊。三人は相討ちとなりその場に倒れ込む。

その後、三馬鹿は【U】の真の能力により異能を奪われ、学園を追放されたのであった。めでたしめでたし。